はなのお悩み
鼻水やくしゃみは、空気の中のチリやゴミ、ウイルスなどが体の中に入るのを防ぐため出ています。症状が長引く場合は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの可能性もありますので、お気軽にご相談ください。
鼻血はほとんどの場合、出血部位を鼻の上から圧迫することで、数分から10分くらいで止血します。いつまでも止まらない場合は、早めに受診してください。
このようなお悩みはありませんか?
  • 鼻水が止まらない
  • くしゃみ
  • 鼻づまり
  • においがしない
  • 鼻水が黄色や緑色
  • 鼻がくさい
  • 鼻血が出やすい

アレルギー性鼻炎、花粉症

花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルギー物質によってアレルギー症状が引き起こされる病気です。人間の体には、「免疫」という働きが備わっていますが、体の中に異物が入ったときに、その免疫機能が過剰に反応し体外に出そうとして、下記のようなアレルギー症状が出ます。
  • 連続するくしゃみ
  • 水のような鼻水
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ
  • ボーッとする
  • 頭痛、だるい
  • 肌荒れ など
どのアレルギー物質に反応するかは、体質によって異なり、花粉症は、花粉が飛散する時期のみ起きる「季節性」のもの、ハウスダストやダニが原因の場合は、1年中起きる「通年性」のアレルギーとされます。季節性のアレルギーとして、2月〜4月にかけて飛散量が増えるスギ花粉症が有名ですが、ヒノキ花粉、イネ科花粉、ブタクサなど、他の時期にもさまざまな原因となる花粉があります。血液検査で、アレルギーの特定と反応の強さを調べることができます。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
治療法としては、薬物治療が中心となります。抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、鼻の粘膜の腫れを抑える薬などの内服薬、点鼻薬、目のかゆみがある方には目薬などを、患者さんの症状の程度に合わせて使用します。

舌下免疫療法について

アレルギーの原因となるスギ花粉やダニのエキスを安全な少量ずつ体内に取り入れ、体を徐々に慣らしていくことでアレルギー反応を軽減させていくアレルゲン免疫療法のひとつです。最初の1回目は必ず院内で行い、2回目以降はご自宅で行います。定期的に通院しながら3〜5年ほどかけて治療を行う必要があります。治療には根気がいりますが、薬の内服が必要でなくなる根治の可能性が期待できます。治療の流れ、注意点など詳しくは医師へお尋ねください。

鼻血

鼻血は、鼻の真ん中の仕切り(鼻中隔)の粘膜からの出血が大半です。鼻の入り口には網の目状の血管が豊富にあり、特に子どもは繰り返し出血が起きやすいです。ほとんどの場合、出血部位を鼻の上から圧迫することで、数分から10分くらいで止血します。鼻血が出たら、慌てずに小鼻を中心に約10分間しっかりとつまんでください。顔を上むきにすると鼻血がのどに流れ込んでしまうので、顔はうつむき加減に座ってください。のどにまわってきた鼻血は、飲み込まず吐き出します。いつまでも止まらない場合は、早めに受診してください。

副鼻腔炎

鼻の穴の周辺には、副鼻腔と呼ばれる粘膜で覆われた空洞がたくさんあり、それぞれが鼻の中でつながっています。この副鼻腔の粘膜が、風邪のウイルスや細菌が原因で炎症を起こし、腫れてしまったり膿が溜まったりしてしまう病気を副鼻腔炎と言います。黄色や緑の粘り気のある鼻水が出たり、のどに流れて痰のようなものが出るのが主な症状です。副鼻腔のある部分の顔面痛や頭痛を伴うこともあります。抗生剤などの内服、鼻水の吸引により、粘膜の腫れを抑え鼻の通りをよくしてから、ネブライザーという機器で薬液を吸入し、症状を改善させていきます。副鼻腔炎は、繰り返し長引くことが多いので、慢性化する前に根気よく治療を続けることがとても大切です。

嗅覚障害

鼻がつまっているわけでないのに、においが分からなくなる状態を言います。原因は大きく4つに分類されます。
原因としてもっとも多いのは、副鼻腔炎によるものと言われています。主に内服での治療を行います。
  • 呼吸性:アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などによりにおいが嗅粘膜(においのセンサー)に届かない
  • 嗅粘膜性:風邪やウイルスによって嗅粘膜に障害が起きている状態
  • 混合性:呼吸性と嗅粘膜性が同時に起きている状態
  • 中枢性:頭部外傷などによる神経の損傷が原因